相対性理論を説明する際によく言われることですが、
夢中になっている時間や楽しい時間はあっという間に過ぎていきますが、
退屈な時間や苦痛な時間は時間が進むのが遅く感じます。
たとえば、飛行機で海外旅行に行こうというときの出発までの空港で過ごす待ち時間は苦痛ではなく、
むしろワクワクした気分ですよね。そんな時は時間のことなんて気にしませんが、
深夜バスでの移動はなかなか眠りにつくことができなかったり、
眠ったとしても熟睡できずにすぐ目が覚めてしまったりと、時間の進みが遅いように感じます。
時間の進み方は同じはずなのに、不思議です。
どうせなら、ワクワクした気持ちで時間がゆっくり進んでもらいたいものです。
これを実現する私なりの方法が、「予めスケジュールに自分が楽しみにする予定を入れること」です。
1か月先、2か月先に自分の楽しみを予定しておくと、
「まだかな~」という感じで待ち遠しくなります。
そうすると、楽しい気分でいながら、なかなか時間が進まないという感覚を得られるのです。
時は金なりとも言いますから、大切に過ごしたいですし、ゆっくり進んでほしいと願うものです。
少しでも体感を変えることができるのであれば、それは一種の錬金術のようなものだと思います。