悩んでる時間はもったいない!
日々仕事に取り組む中で、
今まで経験したことのない仕事を任されることが度々あります。
自分の成長の機会ですので喜ばしい一方、
どうしたらいいか途方にくれるということもあるでしょう。
実際に私も社会人1年目の時のことですが、
初めてセミナーの企画を任された時は、苦しみました。
会場の手配や集客、
当日の運営のオペレーションやコスト計算など、
検討事項は多岐に渡ります。
何から手をつけていいのかわからず
非常に辛かったのを覚えています。
当時を振り返ると
いかに未熟だったかと恥ずかしくなるのですが、
最も反省すべきと感じているのが、
積極的に「相談」をしなかったことです。
なぜ相談しなかったのか。
正直、気軽に相談できる環境ではなかった
というのも一因としてありますが、
「何を聞いていいのか、誰に聞いたらいいのか、何が正解なのか」
そんなこと、
考えていても答えは出てこないのに、
さっさと手当たり次第に聞けばよかったのに、
その勇気もなかったのです。
そんな私自身の反省を踏まえ、
今回は、“悩む”と“考える”の違いを整理してみます。
- 悩む=迷子
- 考える=視点を変える
- 相談する=スキル
悩む=迷子
私はよく、悩むことは“迷子”であるという表現をします。
そして、この“迷子”には
2つのパターンが考えられます。
まず1つ目は、
「目的地」がわかってないという場合。
土地勘がなく、目的地がどこにあるのかがわかってない状況です。
目的地がわかってないと、
そこが現在地から近いのか遠いのかがわかりませんよね。
そうすると、
どんな手段で行けばいいのか、
電車で行けるのか、バスで行くのか。
新幹線や飛行機に乗る必要があるような
遠い場所なのかの見当が付かないということです。
2つ目に、「手段」がわかってないという場合。
これはどこにいけばいいかはわかっているけれども、
電車という移動手段しか知らないと、バスで10分の道のりを、
30分かけて移動してしまうということがあります。
これらは例え話ですが、
仕事をしていく中でもそのようなことがあるのです。
つまり、
目的地=その仕事のゴールや目的は何かがわからないままでいる状態や、
仕事のゴールや目的は理解したが
どのように取り組んだらよいかわからないという状態です。
考える=視点を変える
一方で、考えるとは何か。
それは視点を変えること。いろんな角度から見てみるということです。
例えば、
東京から大阪まで移動しようとする際、
新幹線で行くか飛行機で行くかという2つの手段があったとして、
どちらにするか選ぶ必要があります。
この時、移動にかかる価格や時間などの観点から比較して、
両者のメリットとデメリットを洗い出すということをしていくでしょう。
悩んでる(=迷子)状態と違って、
目的も手段もわかってる上で、
最適なものは何かを検討しています。
これがまさに考えるということです。
相談する=スキル
社会人1年目のあなたが
セミナーの担当者になったとしましょう。
セミナーを開催しようとした場合に
その手段は次のようになります。
すなわち、
①会場
②集客方法
③運営体制
④物販
などの項目にひとまずカテゴリを分けて、
さらにタスクとして細分化していくと、
何をすればいいのかがはっきりとしてきます。
この流れは一度セミナーの企画を経験したことがある方は
すんなりとイメージできるかもしれませんが、
初めて担当する方の場合イメージが付きにくいかもしれません。
私がまさにそうでした。
そんな時はやはり先輩や上司をはじめ、
その道のプロに相談しましょう。
「経験者に相談する」というのは
立派なスキルの一つと言えるでしょう。
わからない時はわからないと言える。
勇気がいることですが、
その勇気が成長の糧となるのです。
一度経験してしまうと、
例えば今度はセミナーではなく展示会への出展をする場合でも、
凡そ「似たような手段が必要になりそうだな〜」と
想像できるようになるでしょう。
もちろん実際には細かいところはセミナーとは異なるのですが、
ざっくりとこんな感じかな?くらいの
イメージができれば上出来です!
まとめ
このように考えてみると、
未知の事象に対して悩むのか考えるのかは、
「経験」に左右されます。
この経験を得るために、
そして悩む時間を極力減らすためには、
やはり相談は大事だなと思います。
悩んだら遠慮なく相談してください。