学生時代、はまっていたものの一つに「ノート術」があります。
どうしたら情報を整理できるか。
そんな悩みを解消してくれたきっかけが、
「コーネルメソッド」との出会いでした。
コーネルメソッドとは、
1980年代にアメリカ・コーネル大学で開発され、
今では世界中で普及しているノート術です。
ノートアプリのテンプレートにもあったりする程。
本稿では、そんなコーネルメソッドをご紹介します。
- 1ページを3つのエリアに分割
- [A]ノートエリア
- [B]キーワードエリア
- [C]サマリーエリア
1ページを3つのエリアに分割
通常、ノートには罫線が書かれています。
しかし、この罫線のみのページだと、
それが板書なのか、記憶をする際に重要な語句は何かなど、
情報の“濃淡”が一見するだけではよくわからなくなってしまいます。
そこで、ノートを目的別に3つの領域に分けて、
それぞれに書き込んでいくといきます。
[A]ノートエリア
このエリアには板書や口頭での説明をとにかくメモしていきます。
私の場合、参照したグラフなどを貼ったり、
図を書いたりということもありました。
このエリアに関しては、
通常のノートと同じように使っていきます。
[B]キーワードエリア
このエリアには、重要語句=キーワードを記入しておきます。
そのページの復習をする際に、
記憶の引き出しとなる言葉をこのエリアに記しておきます。
これに加えて、私の場合はこのエリアに疑問点と
その解答を書いたりというようなこともしていました。
[C]サマリーエリア
ノートは見返すため、
つまり復習のために作るものというのが基本的な考え方かなと思います。
しかし、ノートエリアやキーワードエリアに書いたことを
全て覚えるということは現実的ではありません。
コーネルメソッドを使い始めたそもそもの目的は、
「情報を整理する」ためでしたし、
試験前に読み返すにしても、時間が限られる中では
あまり得策とは言えないでしょう。
そもそも、私の場合は全て暗記できる記憶力がなかったです(笑)
したがって、
このエリアには「ポイントは何か?」という観点で、
そのページの情報の要約を残しておきます。
まとめ
情報の濃淡をつけるために、
色分けをしてハイライトするという方法もありますが、
その方法では、ずぼらな私はなかなか続きませんでした(笑)
あらかじめどこに何を書くかを決めておけば、
あとで見返すときにどこを最重要として見るべきかがわかった状態で復習ができます。
その点、このコーネルメソッドは勉強法として非常に効率が良いと思います。
通常のであればノートに線を書くという手間が発生しますが、
いろんな色を使い分けすることに比べると私としては楽だなという印象です。
↓こちらもぜひ
▶メモとの付き合い方