“Yes, but”で断る

安請け合いをした結果、痛い目を見たことがあります。

 

タスクは山積みだし、キャパシティーはどうやらとっくに超えているようだと

自覚している状況において、新たに頼まれごとがあった場合あなたはどうしますか?

 

「そんな状況であればはっきりと断ればいい」

 

そのように考える方もいるでしょう。

 

そうできれば問題ないのですが、

人間関係や評価を気にしたり、

あるいは上司部下という関係性であれば、

なかなかはっきりと断るというのは難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。

 

断りたいけど断りにくい。

 

そんな時に大切なのは、

結論だけを伝えない」ということです。

 

すなわち、「無理です。できません。お断りします。」

という結論だけを伝えても、

状況は改善されないだろうということです。

 

そこでどのように伝えるかが重要になってきます。

 

その一つのテクニックとして、

「Yes, but」語法を使うという方法があります。

 

たとえば、

あなたが「明日の会議までに〇〇についての資料を作ってくれますか?」と

頼まれたとしましょう。

 

そんな時、Yes, but語法を使って断ろうとすると、

おおよそ下記のような伝え方になります。

 

「確かに明日の会議には〇〇について資料としてまとめておいた方が良さそうですね。

ただ、明日の△△時までに▢▢の資料を作らないといけなくて、

お受けすることができそうにないんです。他の方に頼んでみていただけますか。」

 

いかがですか?

 

これを言われた相手は、

自分が頼んでいる仕事についての重要性をあなたに認められる一方、

なぜあなたが依頼した仕事を受けることができないのかが理解できます。

 

このプロセスが大切であるということです。

 

一見回りくどいとも感じるかもしれませんが、

あなたが辛くなるのを防ぐ一つの“武器”として活用してみてください。

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