心理学の用語で「フランクリン効果」というものがあります。
これは、相手の自分への感情をネガティブなものからポジティブなものに変える効果を意味します。
例えば自分のことを嫌っている人がいるとして、
その人に対して何かプレゼントを送るということではなく、
ちょっとした頼みごとをするのです。
人間というのは、嫌いな相手だったとしても親切な行いをすると
それを無意識に自分の中で正当化し、嫌いという感情を打ち消してくれるといいます。
もともとは、アメリカ合衆国建国の父の一人である、
ベンジャミン・フランクリンが、
政敵に対して行ったことから「フランクリン効果」と名づけられました。
ささいな頼み事から、人間関係がよくなっていくというのは、
意外な発想です。
これを仕事に使わない手はないですね。