小学生のころに音楽の授業で習い、今でも印象に残っており好きだった曲が、
「切手のないおくりもの」です。
財津和夫さんが作詞・作曲をされた名曲です。
聞いていると、あるいは歌っていると優しい気持ちになれます。
この曲を習った当時は、歌詞の意味などよく理解できず、
歌いやすさとメロディーが気に入ったから好きだったというわけですが、
あれからもう立派に大人になった?今、
この曲を改めて聞くと、その深さにハッと驚きました。
切手のないおくりもの=歌=愛
として解釈しています。
この曲には、何人かの「あなた」が出てきます。
恋人、家族、友達など、
自分を支えてくれている人たちへの愛とともに感謝をしよう。
そして、財津和夫さんは歌手でいらっしゃるということで、
歌手として贈れるものは精一杯の歌である。
そんなことを考えてこのような曲を作られたのかななんて、
勝手に妄想しています。
翻って、「私」は周囲の人たちに何を贈ることができるか。
私は一人の大人として、周囲の人に何を贈ることができるのか。
誰を喜ばせることができるか。
この曲は、日々忙しく過ごし光のように過ぎていく時間の中で、
癒しを与えてくれるとともに、生きていく上で何が大事なのかを
考える機会を“贈って”くれます。